牛乳で米、煮てますよ?
世界では牛乳で米を煮るのは珍しい事ではない。
イギリスではライスプディング。
ドイツはミルヒライス。
インドではキール等。
どれもミルク粥といったていで、材料は牛乳と米以外に各国様々、作り方にも違いはあれど、共通しているのは「甘い」。
どうやら世界では「牛乳+米」という式には「=おやつ」という答えを出している国が多いようだ。
つい米を主食にする者として、反射的に非難がましい想いがわいてきた。
ーが、我が国とて米にあんこをまとわせて食べていたー。
米に甘い味付けは日本ではありえないとは言えないじゃないの。
甘い味付けはさておき、牛乳を水代わりに炊いてみた場合どうなのか?
米と共に歩んできた大和民族としては確かめずにはいられない。
牛乳で米を炊く
のっけからなんだが牛乳と銘打ちつつ、低脂肪乳で行う。
しかも生乳100%ですらないが、100円前後ではあるお安い低脂肪乳にて行う。
それではイメージ牛乳での調理を開始する。
牛乳 低脂肪乳で米を炊く
材料
米 2合
低脂肪乳 500g程度
(うちの炊飯器では2合のメモリまで477g)
炊飯器のふたを開けると米の香りと牛乳のミルキーな香りが立ち上がってきた。
炊き上がりの見た目は普通。水炊きと大差なく見える。
牛乳ご飯を食べる
不安と期待と牛乳ご飯を口の中へ放り込んだ。
むっ? んっ?
あ〜ま〜いい!
牛乳と米が合わさって甘みを加速させてる。
ホカホカと湯気が立つほど温かいときに食べると牛乳が香るが、冷めるとかなり薄れる。
舌の上にのせたときに香る程度になる。
牛乳の香りが嫌いでなければ美味しく食べられそう。
シチューをかけたり、バターご飯で食べたが普通より馴染みが良いように感じた。
洋風の食べ方に合うんだろう。
牛乳冷や飯を食べる
色
写真では写せていないが、若干黄色っぽくなった。
香り
鼻を近づけてかげば牛乳は一応ある。
牛乳の香りはするがそれが前面に出ることはない。といったトコロ。
味
ただの冷や飯よりは甘みが強いように思う。柔らかいミルキーな味。
牛乳で炊くと牛乳中のたんぱく質の熱変性でおこげが出来る。
焦げ部分は牛乳みが強めで美味しく思った。
牛乳炊き込みご飯 もやってみた
材料
米 2合
牛乳 釜の2合の線まで
塩 小さじ1
野菜 あるもの(今回は玉ねぎ、人参、白菜)
鶏もも 1枚
鶏もも用塩 適量
米を釜に入れ、塩を振り入れる。
2号の目盛りまで牛乳を入れる。
野菜を刻む。
刻んだ野菜を入れる。
鶏ももを皮を下にしておく。
鶏ももに塩をふる。
炊飯器のスイッチを押す。
あまやわな味は牛乳炊きご飯と同じ。
黒こしょういれたら味がしまって、なお美味しくなった。
冷たくなると牛乳の香りが消えて、甘まろやかな味だけが残るのも同じ。
しっとりしているのは、牛乳の脂肪分か鶏ももの脂か?
冷めると黄色っぽくなるのも同じ。
まとめ
出来たては人を選ぶかもしれないが、冷めた牛乳炊きご飯は香りもほぼなくなり、普通に食べられる。
たんぱく質等の栄養価も増えるし、試してみる価値はあると思う。
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